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新型 VAIO P 体験イベント、また開発者の生の声を聞いてきた(前編)

旧型 Type P ユーザーの管理人。未発売の2.13Ghzモデルがみられると言うこともあって、当然、参加するべきイベントでした。会場はソニーマーケティング本社。


例によって超アウェイな雰囲気の中。うそですよ。もうメーカーさんもスタッフさんも、参加ブロガーさんも、なじみの方が増えてますから、とってもホームな雰囲気の中楽しんできました。


VAIO P 2010春

今回のスピーカーはマーケティング担当の岩井さん、設計担当の鈴木さん、商品企画、伊藤さんのお三方。
買い換えるべきかどうか、まだ出荷前の2.13GHz&新型チップセットモデルも触ってきました。


イベント終了後は開発者の方を交えての飲み会となりましたので、"Zのここ直してね(はぁと)"などと軽くお願いしたりもできました。


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ソニーマーケティングの岩井と申します。主にモバイル系の商品を中心にVAIOの国内のマーケティングを担当しております。私自身がモバイル系が好きですので日々楽しみながら新しい商品を考えるというのを仕事にしております。続いてこれからしゃべってもらうのが今回のPシリーズの設計リーダー、社内的にはPMと呼んでおりますけれども、鈴木になります。



鈴一さんはい、ようこそ。本日はよろしくお願いいたします。社内で鈴一と呼ばれておりまして、本日も鈴一と呼んでいただいてかまいません。よろしくお願いいたします。

私は91年にソニーの方に入社いたしまして、入社当時はこちらのパームトップコンピュータ、手書き文字認識の商品に関わっておりました。で、その後、業務用の機器などに関わってからVAIOの方に関わって14,15インチの大きめの商品に関わるんですけれども、2006年のUXのころから一番小さいVAIOを担当しておりまして今日に至っております。本日はよろしくお願いいたします。



伊藤さんVAIOの商品企画担当の伊藤と申します。本日はお忙しいところどうもありがとうございます。私は会社の中でいろんな商品を扱っておりまして、96年に入社したんですけれどもそのときはテレビのエンジニアとして入りました。ソニーにおいてはエンジニアから商品企画になるというのもそんなに珍しいことではなくて2000年から商品企画の方に移りました。

2000年ごろからご存じの方もいるとは思うのですが、QUALIAというちょっと高めのこだわり商品を扱っているものをやっておりまして、カメラとかプロジェクタ、このころは240万円したんですけれども、あとはLEDのテレビ、今はLED結構出ていますけれども、これが世界ではじめて出したもので、あとはヘッドフォンなど、まぁ、こういったものをやっていました。その後、2005年に中国の方に行きまして、中国でしか扱っていないんですけれども動画プレイヤーの方をやらせていただきました。

2007年からVAIOに関わっております。初代のTYPE Pですけれども鈴木と一緒に商品を出させていただきました。前回の初代 P のときもお話をさせていただいたと思うのですが本日もまたよろしくお願いいたします。



という3名で進めさせていただきます。ちなみにこの2名の方は4月にVAIO事業本部の方が品川から長野県の安曇野市の方に移転しまして二人とも今は長野県民なので、今日は長野からわざわざ来てもらいました。
(一同笑い)




鈴一さんでは新しいPシリーズの紹介をさせていただきたいと思います。

えぇと最初にVAIOがウルトラモバイルPCを作り続ける理由、というところから。当然、PCは言うまでもなくいろんなことができるデバイスですけれども、小型にするのは殊に持ち運んで使っていただきたいということを考えて作っているわけです。持ち運んでWindowsの家で使っている環境をそのまま気軽に使っていただきたいというところを考えているんですけれども、なるべく小さく作った方が気持ちのハードルが下がるというところを目指していつも作っています。


DSC_0283.jpg

外で使っているといままで思いもしなかったことが出てくるということを常に考えて作っていますけれども、ユーザーさんは私たち設計の思いを超えて新しい使い方をされる場面に出会うことがあります。

そういうところも作っている方としても楽しみにしてPCが使える場所を広げるということで新しい世界を踏み出したいということでVAIOを生み出しているわけです。

で、最近のモデルで代表的なところをあげましたけれども、タッチパネル搭載しました初代のType Uというモデルを作っておりますがユーザーさんの方からWindows PCとキーボードの関わりというところを反響として非常にたくさんいただきました。これはソフトウェアのキーボードが画面に出てきてスタイラスの先でプチプチとキーを押すUIだったんです。

次のUX、ここから私が担当しているわけですけれども、キーボードを付けて標準化しております。そうしましたところ私どもとしてはキーボードはついていれば使い勝手があがるのではないかと非常に小型のキーボードを搭載したわけですけれども、ここでもお客様の反響を非常にたくさんいただきまして、悪い反響も含めていただいているわけです。


ちっちゃいVAIO いろいろ


そんな中、最初のPを商品化しているんですけれども、ジャストキーボードサイズと言うことで、もうWindows = キーボードです、といっても過言ではないくらいキーボードを重視したモデルということでこれを作ってきました。

一見、UシリーズとPシリーズというのは全く別のものが出てきたと思っていらっしゃるユーザーさんも多いんじゃないかと思うんですけれども、担当してきた私からすると非常に密接に繋がっておりまして、小型のPCを幅広い利用環境で使ってくださいというふうにやっておりますので、今回モバイルグリップスタイル復活と呼んでおりますけれどもこういったことも自然な流れとして考えております。




伊藤さんキーボードへのこだわりということで私たちが初代Pでこのサイズ感にした理由というのをご説明させていただきます。初代Pのこのサイズ感を決めた理由。私片手で持っていますけれども、この片手で『がしっと』つかめるというところに非常にこだわりを持ってこのサイズ感を決めました。これが120mmというものになるんですけれども、今日は数台しか持ってきていませんが実際にはおそらく50台以上作ったと思います。

この幅120に対して 121,122 っていうのを作ったりとか、初代Pは丸いんですけれども角張っている方がより幅が狭められるのでどっちの方が持ちやすいのかをカットアンドトライしてこのサイズ感、120mmで丸みを帯びたものが一番いいということでこのサイズが決まっております。



ここでおさわりタイム。歴代のマシンをいろいろ触ってみました。Pより前は両手でグリップして使うタイプのマシンが多かったような気がしますね。GTは今出したらウケそうな気がしますが、やっぱり数は出ないかな。

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伊藤さん私たちが小型のPCでどんなことを考えて作っているかをお話しさせていただきたいと思います。私たちはその時代その時代にあった小型のPCのあり方っていうものを考えてきているんですけれども、初代のPもそうなんですけれども今の時代にとってどうあるべきか?っていうのを考えています。そう意味では今の時代って言うのはケータイ電話スマートフォンで、まぁ簡単な文字入力できるような、メールとかWeb閲覧っていうのは外でもできるような状況にあると思っています。で、その中でこれに代替するようなPCっていう観点ではなくケータイ・スマートフォンを持ちつつも、PCを持っていただく、持ち出していただくためにはどうあるべきかっていうのを考えていると。

そういう意味ではいくつかポイントがあると思うんですけれども、その中で私たちが大事にしたいと思っているのがストレスなく文字入力できる、何度か話をさせていただいていると思いますがキーボードの方にこだわりを持っています。あとはPCとして必要最低限の解像度とサイズっていうところにこだわりを持ってくというところで進めているんです。


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ここで興味深いデータが今月出ておりまして、MMD研究所というところがスマートフォンユーザーにきいたものなんですけれども約9割がUMPCとの使い分けを検討しているというところがあります。ここにきちんと当てはまるようなPCを是非とも作り出したいと思っております。

そこでいまUMPCに求められているものは何か?
PCとしての基礎体力、処理能力、外に持ち出したときの起動時間、サイズ、重量、そして持ち出すものだからデザイン、重要でしょう。

その辺を考えた上でスマートフォンなどと違った付加価値をどう出すか?っていうところになりますときちんと作成、編集できる性能、キーボード、操作しやすいマウス、ポインティングデバイス、しっかりと閲覧できる高解像度、それなりの画面サイズ。初代のときは立ったままでお操作できるって言うのは考えていなかったんですけれども、今回はより大きなシーンで使うっていうところまで考えてきています。

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その上で今回の新しいPシリーズ、どうしようか?。鈴木とこのメンバーチームで考えてきたんですけれども、当然のことながら初代Pに対してぜんぜん違うものという提案の可能性もありました。

ですが、特に初代Pにおいてこのキーボードのサイズ、しっかりとしたキーボードがある中でのサイズっていう考え方がお客様に受け入れられたっという風に私どもは考えてまして、やみくもに小さくするとかはせず、本体サイズを変えずに作り込みを進めていきたい、あとはディスプレイの解像度に関しては、文字は小さすぎるといったご意見はいただいているのでそれを解決しつつも解像度はキープできないか?というところで進めてきました。




鈴一さん皆さん、これご意見あるんじゃないかと思うんですけれども、1280x768と現在の解像度どちらがいいか?社内でどっちがいいかアンケートを採ってみたわけです。
年代によっても分かれるんですけれどもだいたい50:50に分かれました。




伊藤さんこれが悩ましくてですね。どっちかにふれていれば考えが変わるんですけれども、結構両方欲しいという方がいまして、なんとか両方のニーズを解決できないかと私たちは考えました。




伊藤さん今回の新しいPシリーズで特に注力したのが基礎体力としての処理能力、あとバッテリーの駆動時間、そしてやはり閲覧性能としてより多くのシーンで使えるものというところで立ったままでも操作可能というところに着目をしていきました。で、もっともっと持ち出していただきたいというところから二つの"シンカ"をさせています。二つの"シンカ"とは何かというところなんですが一つは基本機能を深く掘り下げる、深い方向への深化というところです。ここはジャストキーボードサイズというところが受け入れられたのでそこに対してより際立たせるというところを進めました。その上でどうやって新しい提案をできるかというところでの進む方向での進化。



鈴一さん深い方向への深化について。まぁ、スタミナの向上、パフォーマンスの向上、ユーザビリティーの向上と大きく3つあるんですけれども順番に説明させていただきます。

まずスタミナ性能の向上。設計陣はもっとも注力して作っています。モバイル機器、以前からですけれどもノートPCのバッテリーライフはユーザーさんのニーズに対して、まだまだ短い、いくら伸びていっても足りないと思っております。たとえばですね、Walkmanみたいに10時間と言うことがいえればですね、もうそれ以上はいいよと、お客様にももうそれ以上はやらなくてもいいよといって戴けるんでしょうけれど、まだまだ、ここはやっていかなければならないと思っております。

今回はサイズと重さを変えずにバッテリ駆動時間を1.5倍にするということに挑戦しております。その上で今回注力したのはバッテリの奥行き方向をサイズを大きくするというところ。だいたい5mmくらい伸びています。


バッテリ5mm奥行きをのばして

これ初代のPでも基盤が入るスペースがなくて非常にこれを詰め込むのに苦労したんですけれども、今回はハードディスクをやめましてSSD専用にしたんです。ハードディスクはデバイスの厚みが5mmくらいあるんですけれども、衝撃を吸収するスペースというのがあってこのためにもうちょっと厚いスペースが必要なんですね。

基盤
旧型と新型の中。バッテリのスペースがずいぶん違いますね。

これを衝撃に強いSSDだけにすることによって厚み方向の体積を確保しまして、そこをうまく基盤に使ってバッテリの奥行きに変換していったんです。非常におおざっぱに言いますと初代のPからハードディスクを外して、薄いSSDを入れてガシガシガシと奥行き方向にふって下にしたに部品を落っことしてバッテリを確保していったのが今回のPです。これが今回、設計のやった作業の非常にわかりやすい説明かなと思います。

だいたい体積で12%、容量で19%アップしているんですけれども、これだけでは先ほど申し上げた1.5倍にはとうていまだまだ及ばないですね。他の部分でも工夫して1.5倍というところを達成しております。

スタミナのところでは私どもソニーの命という風に考えておりまして『スタミナ委員会』というものをどんなモデルでもやるんですけれども、今回は電気、メカ、ソフト、総勢20名からなるスタミナ委員会というものをやりました。

スタミナはソニーの伝統

ここで違和感がある方もいるんじゃないかと思うんですけれども『メカでスタミナって何よ』というところなんですけれども、先ほども申し上げたように、このメカを詰め込むとバッテリーの体積が増やせるとかありまして、そういった意味でメカ担当のスタミナへの貢献というのが非常に大きくて、メカ担当が入っていないと全然話にならない、非常に大きな要素になっている開発スタイルになっています。電気、ソフトはだいたい電気回路を工夫して消費電力を下げる、ソフトウェアのリソースを食わないように設計するとかそういったことをやって省電力化を実現しております。

基盤構成を見直しですけれども、非常に細かい項目、100項目ぐらい挙げるんですけれども、もたくさんトライをやって、実現できないものもたくさん出てくるんですけれどその中で成功したものの積み重ねがこの1.5倍というところです。1.5倍というと50%アップですので先ほど申し上げた19%、残りの31%はこの辺のところで実現していると。



ちなみに電気製品のバッテリが持つ部分を"スタミナ"っていうのはソニーが商標登録しておりまして、それぐらいソニーは電気製品のバッテリー駆動時間を長くすると言うことにこだわっているって言うの豆知識としてお知らせしておきます。(笑)



鈴一さんスタミナの一部なんですけれども、これ電源オフと休止状態のところでじわじわとバッテリが減ってしまう症状が初代のPにありました。ちまたでは『お漏らし』なんて呼ばれてました。

これは設計的ないいわけをさせて戴きますと初代のPでは電源・オフ休止状態から復帰させてワンセグを録画する機能というのが入っています。これをやるためにとある場所に復帰させるための電気を供給していたわけですね。これがワンセグありとかナシとかコンフィグの違いで作り分けられる部分ではなかったもので、全部の構成の初代Pで電気を供給し続けるという仕様になっていました。そのためにこういう現象が起きていたんです。


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ここは開発チームでは見誤ったかもしれないところでして、ユーザーさんは家に帰ってきたらACアダプタをさして必ず充電して使って戴けるだろうと想定していたわけです。

一週間くらい放置して出かけるユーザーさんというのが結構多くてですね、結構このお話が騒がれていたところがあったと思います。今回はワンセグを見切りまして録画するときにはACアダプタをつないでおいてくださいというように仕様を変更しております。

こうすることによって標準バッテリで100%充電したところ、初代では約12日、これを約7ヶ月くらい持つように変更しております。






前半はちょっと軽めで。へんちくりんなプロトタイプは後半で


Sony Style(ソニースタイル)

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